緑色の子供たちの謎

農夫が発見した

スペインの小さな村に突如現れた、緑色の肌を持つ奇妙な子供たち。彼らの出現は村人たちを驚愕させ、数々の謎を呼び起こしました。彼らは一体どこから来たのか?その真相に迫る物語が、今始まります。

奇妙な出会い

1887年8月、スペイン東部のバンホス村で、農夫たちは昼食後のひとときを楽しんでいた。

突然、近くの洞穴から手を取り合って出てきた二人の子供に驚愕した。彼らの肌は濃い緑色で、異様な服装をしていたのだ。

村長の家へ

驚きのあまり腰を抜かしそうになった農夫たちは、好奇心からその子供たちを捕まえ、村長のリカルド・ダカルノの家へ連れて行った。

村長は子供たちの身元を尋ねたが、彼らは理解不能な言葉を喚くだけで、何も分からなかった。

水やアルコールで手を洗っても緑色は落ちず、食べ物も受け付けなかった。

不思議な食事

子供たちは5日間、水以外の食物を口にせず、衰弱していった。

しかし、5日目にインゲン豆を見つけると、喜んで飛びついた。

彼らは豆の茎を割って中を覗き、サヤを開けて豆を食べることで初めて食事を取った。

少年の死と少女の生活

男の子は衰弱が進み、1か月後に亡くなったが、少女は回復し、村長の家で働き始めた。彼女の緑色の肌は徐々に薄れ、村人の関心も薄れていった。数か月後、少女はスペイン語を少し話せるようになり、彼女の出自について尋ねられた。

謎の世界

少女は「太陽の昇らない、薄明りの世界」から来たと語った。その世界は大きな水の流れに隔てられており、光の世界へ行くことはできなかったという。

彼女は大きな音と共に突然この世界に現れたと説明したが、詳細は不明のままだった。

結末と謎

少女はその後5年間生き続け、弟の隣に埋葬された。彼らの正体については、寒冷な惑星から来た、地底世界から迷い出た、などの説があるが、決定的な説明は未だにない。

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